家庭菜園<不耕起、無肥料、無農薬栽培の生育状況>2018年7月12日

原発事故後7年目を迎えた家庭菜園。西瓜以外の夏野菜は、今年から不耕起、無肥料、無農薬栽培に戻した。

自然農法は雑草と共に育てる方法であるが、野生種の種が入手できないので、雑草に負けないように、黒マルチを敷き、通路も夏季の除草の手間を省くため、通路に防草シートを敷いている。

今季は、昨年夏からの黒マルチをそのまま利用し、前作物の根を残した植え穴に、播種・定植を行った。昨年までの有機栽培と比べ作物の生育は遅いが、太陽の恵みを受け無肥料でも栽培できることを再確認している。

予想外のこととして、自然農法ではアブラムシの発生がまったくなかったが、今年はトマト(小玉、中玉)にアブラムシが大発生した。止むを得ず、フマキラー製の「カダンセーフ」を何度も塗布し、アブラムシをほぼ駆除できた。

カダンセーフ(有効成分(ソルビタン脂肪酸エステル))は、ヤシ油とでんぷんからできており、薬剤が虫や菌の表面を薄い膜状に包み込むため、虫は呼吸ができなくなって窒息死し、菌は栄養吸収ができなくなり、死ぬとのことである。化学殺虫剤を使用していないので由とした。

About the author